この本は、「話しておきたいことがあるんだ」（2014年）に続き、私の自費出版第二弾となるものです。私はFacebookのヘビーユーザーで、一日に数回の投稿をする日も珍しくありません。そんな中で、日常のふとした瞬間に湧いてくるイメージ、思念、考察のようなものを書き留めて投稿してきたのが【ふと思う系】です。

ふと思ったことの徒然日記のようなものです。【ふと思う系】を初めて投稿したのは、2013年11月7日のことでした。それ以来、2015年9月末までの間に80本近い投稿をしてきました。「ふと、思ったとき」に投稿しますので、頻度は不定期です。間が一ヶ月ほど開くこともあれば、同じ日に複数の投稿をすることもあります。そして今回、ふと、「これまでの投稿を振り返って、一冊の本にしてみよう」という思いが湧いてきました。

本の構想としては、当初から漠然と「カラー写真を入れたものにしたい」というインスピレーションがありました。ときとして難解な哲学的投稿も入っていますので、文章だけを集めると活性度の足りないものになりそうな気がしたのです。そうこうするうちに、私が主宰するバイク乗りのクラブ「組織人事系ライダーズクラブ」の場を通じて、プロフェッショナル・フォトグラファーの畑上照夫さんとのご縁がありました。そして、「そうだ。畑上さんに写真をお願いしよう！」と、ふと思ったのです。

畑上さんには、一緒にバイクで移動しながら取材いただいた富士山周辺のシーンも含め、独自に撮影された数多くの写真から各投稿にフィッティングしていただきました。投稿内容に沿った具象ではなく、趣旨を汲んだうえでの抽象的フィッティングです。文字情報とイメージ情報の間に漂うモヤモヤ感をお楽しみください。

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【ふと思う系】単行本（ソフトカバー）– 2015/12/10
古森 剛 (著), 畑上 照夫 (写真)
単行本（ソフトカバー） 1,968円