Time with pride ~ ひたむきに、歩み続ける。 – ムーンスター代表 猪山渡氏(5/5)

The Value Talk 4 株式会社ムーンスター 代表 猪山渡さん

  1. 波乱の船出~ブランディングにかける
  2. MADE IN KURUMEとShoes Like Pottery
  3. 斬新な足型計測、Genki-Kidsの挑戦
  4. フロンティアとしての海外市場
  5. Time with pride ~ ひたむきに、歩み続ける。

Chapter 5:Time with pride ~ ひたむきに、歩み続ける。

古森
ブランディングの取り組みは、それを通じて訴求する内容の可視化や強化とともに、お客様へのメッセージの磨きこみのプロセスでもありますね。具体的なブランディングのメッセージは、どうされていますか。
猪山
moonstar-photo07今年(2015年)の7月から、「Time with pride ~ ひたむきに、歩み続ける。」という表現を打ち出しています。また、これに紐づける形で、精品主義を新精品主義として今日的に再定義したり、「MADE IN KURUME」や「スニーカーの街 久留米」などの各種メッセージが世に伝わっていくように取り組んでいます。
古森
「Time with pride ~ ひたむきに、歩み続ける。」 これは、心にずしんときました。140年の積み重ね、今も生きているこだわり、そしてこれから先の視点まで短い中に凝縮されていますね。
猪山
また、先ほどお話しした「Project 140」のほうでは、新しい経営理念として「すべての人々の笑顔と幸せのために」を採択しました。創業家(倉田家)で代々伝わってきた家訓も新たに社訓としてこれに組み合わせて、社内での共有を進めているところです。
古森
いうなれば、社内向けのブランディングですね。どういうことを目指してこの会社があるのか・・・。それを「すべての人々の笑顔と幸せのために」という形で言語化された。経営から一方的に落とし込むのではなく、社内横断のプロジェクトから出てきたという経緯も素晴らしいですね。
猪山
社内外に対するメッセージを、経営として繰り返し伝え続けていこうと思っています。そして、その方向性の中で結果を出すこと・・・。既に前向きな反応が色々と見えてきています。うまくいかない場面もあるでしょうが、後戻りはしません。多少アップダウンがあろうとも、お客様に向けたブランディングと社内に向けた理念系のメッセージは、ぶれずにこだわっていきます。多くの社員の皆さんにも参画いただいて作ってきた内容ですから、私がぶれるわけにはいかないのです。そこに、私は経営者としてかけているのです。
古森
140年の歴史を背負いつつ、新たな局面をブランディングと経営理念で拓いていく。そこにかける。それに値する中身が脈々と受け継がれているからこそ、価値を社内外で共有する活動に大きな意味が出てきますね。
そろそろお時間ですね。猪山さん、本日は貴重なお話をお聞かせくださいまして、本当に有難うございました。これもご縁ですし、今後のご発展を心から応援しております。

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[The Value Talk] 第4回 株式会社ムーンスター 代表取締役社長 猪山渡さん

  1. 波乱の船出~ブランディングにかける
  2. MADE IN KURUMEとShoes Like Pottery
  3. 斬新な足型計測、Genki-Kidsの挑戦
  4. フロンティアとしての海外市場
  5. Time with pride ~ ひたむきに、歩み続ける。