2014.12.10
思いが伝わっていくように – ユニメディア代表 末田真氏(4/4)
CORESCOとして脈々と続けていく営みの一つとして、企業の理念や価値観について経営層のお話を伺う活動を「The Value Talk」と銘打ってスタートいたしました。日系・外資を問わず、そして大企業からベンチャーまで企業の規模やステージを問わず、理念・価値観についてお話を伺って参ります。記念すべき第1回の取材先は、株式会社ユニメディア 代表取締役社長CEOの末田真さんです。
- 「マスメディア」から「ユニメディア」へ
- 基本理念と事業ビジョン
- 組織の7Sと行動指針
- 思いが伝わっていくように
4.思いが伝わっていくように
- 古森
- これらの理念や価値観の集積は、どのように社内で共有しておられるのでしょうか。
- 末田
- 「これが理念と価値観だよ、覚えてね」というような伝え方は、これまでのところ、していません。あくまでも、経営層がどのようなつもりでこの会社の遺伝子を形作っていくべきかという思想として、まず経営層でしっかりと共有するアプローチをとってきました。現在は、ユニット長クラスまではおおむね共有されています。現時点では社員が100名以下の組織ですし、経営層から伝えられたから知るという形ではなく、仕事の様々な場面を通じて感じ取っていただきたいという思いが根本にあります。「伝える」のではなく、「伝わる」のが理想です。
- 古森
- おっしゃることの趣旨、よくわかります。日々の仕事を通じて経営層も社員も一緒に高速回転していく中で、有機的で発生的な伝わり方を志向しておられるのですね。とはいえ、事業も組織も今後さらに拡充していく中で、ある程度は明示的なコミュニケーションも必要になっていくかもしれませんね・・・。
- 末田
- まさにその転換期にあると思っています。事業と組織の成長に伴いステークホルダーが増え、責任も大きくなり、より明示的な社内外へのコミュニケーションも必要になるでしょう。これまで練り上げてきた考え方には自信と確信がありますので、これからのユニメディアの姿に適した形で、理念や価値観分野の情報発信・共有も工夫していきたいと思います。
- 古森
- 今後の発展に期待しております。本日は、貴重なお話をお聞かせいただき、ありがとうございました。
- 「マスメディア」から「ユニメディア」へ
- 基本理念と事業ビジョン
- 組織の7Sと行動指針
- 思いが伝わっていくように